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長野県の最南端に南信濃村という集落がある。 四方を山に囲まれた静かな町並みで、かっては林業が発達して町賑わいを見せていたが森林伐採が下火になった昨今では訪れる人は少ない閑静な町並みである。南側には武田信玄の軍勢が浜松城の徳川家康を攻めるため越えたといわれる兵越峠があるが静岡側からの国道が寸断されているため知る人は少ない。
この集落の間を流れる遠山川は水源を南アルプスの主峰聖岳に持ち豊富な水量を天竜川に注いでいる。林道との高低差があり川両岸は切り立ち、唯一寸断された森林鉄道の軌跡が釣り人の通り道のため容易な入渓点が出来ず大型魚を育んでいる。しかし要所に建設された堰堤によって川は取水されかつての流れを保っている場所は限られてきてしまった。
唯一梨本から北又渡の区間は昔ながらの流れを保ち、特に北又沢からの吐き出しがある北又渡は人気ポイントで週末ともなると多くのアングラーで賑わいを見せている。
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